多部未華子『これ経』降板はなぜ?NHKの誤算、キャスト揃えられず

これは経費で落ちません! 9月8日発売の「女性自身」(光文社)が、多部未華子主演の連続テレビドラマ『これは経費で落ちません!』(NHK総合)の続編制作中止を報道しました。 このテレビドラマは10月下旬から撮影をスタートし、来年4月からの放送する予定が決まっていましたが、多部未華子(たべ みかこ)さんの事務所から降板の申し入れがあったため止む無く制作が中止になったそうです。   今日は、多部未華子さんが『これ経』を降板した理由や、NHKがなぜそのような事態に陥ってしまったかなどについて調べてみました。  

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『これは経費で落ちません!』のあらすじ

『これは経費で落ちません!』は集英社オレンジ文庫より2016年5月から刊行されている、青木祐子(あおき ゆうこ)さん著のライト文芸シリーズです。

経理部勤務の27歳OLの主人公が、各部署から持ち込まれる領収書や社内の疑惑、人間関係を洗い出し、さまざまな問題を淡々と解決していく姿を恋模様も交えつつ描いています。

  森こさち(もり こさち)さんにより漫画化され『Cookie』(集英社)に2017年11月から連載、そして2019年7月からNHK総合テレビ「ドラマ10」にて主演・多部未華子(たべ みかこ)さんでテレビドラマ化されました。 『これ経』のあらすじは次の通りです。

森若沙名子(多部未華子)は中堅の石鹸会社「天天コーポレーション」の経理部員。 経理部は新発田部長(吹越満)、入社15年のベテラン田倉勇太郎(平山浩行)、入社5年の森若、広報課から異動してきた佐々木真夕(伊藤沙莉)の4人。経理部は営業部などに比べれば地味な部署ではあるが、それでも経理にかわる様々な難題が降りかかる。 森若の好きな言葉は「イーブン」、座右の銘は「ウサギを追うな」、趣味は一人で映画を見ること。20代後半ながら部長の信任も厚く、マイペースで経理の重要な仕事をきっちりこなす。プライベートでは会社の人間とは深く付き合わない主義で、同期の鏡美月(韓英恵)以外とは食事にも行こうとしない。 天天コーポレーションには様々な社員がいる。犬猿の仲の営業部長と経理部長、会社の広告塔の広報部員、特殊枠に乗じる秘書、女子社員の間の反目、悪気なく問題を起こしてしまう契約社員、高飛車に正論を唱える中途入社社員など。経理部員は持ち込まれる領収書にある問題の芽を探り当て解決していかねばならない。 そんな中、年下の営業部員で明るくて調子のよい山田太陽(重岡大毅)が森若に惹かれてアプローチしてくるようになり、森若はペースを乱されて困惑しながらも、とうとう一緒に食事に行くことを承諾する…。 物語は、天天コーポレーションの社内の人間模様と、森若・山田の仲の進展の二つを軸にしてゆっくり進行していく。 引用元 https://ja.wikipedia.org/wiki/これで経費は落ちません!

  全話平均視聴率6.6%、最終回で最高視聴率8.5%の高視聴率を達成する、大きな注目を集めた人気ドラマでしたね。(ビデオリサーチ調べ、関東地区) 主人公・森若沙名子の笑いあり、ハラハラあり、痛快ありの姿が、多部未華子さんの演技と非常にマッチしていたと思います。

 
私は第7話「石けんの秘密とキスの巻」で、森若沙名子(多部未華子)が山田太陽(重岡大毅)とキスをしようとする際に、緊張するあまりにリップ塗りたくって「お待たせしました!」というシーンが1番好きなシーンですね。

 

人気の高いテレビドラマでしたので続編を希望する視聴者の声も多くよせられ、NHKは『これ経』続編を2021年4月放映を目指して今年の10月から撮影スタートすることが決まっていました。 しかし8月下旬になり突然、制作中止が決まったのです。

 

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なぜ多部未華子は『これ経』を降板したのか?

制作中止の理由について、多部未華子さんが所属する事務所・ヒラタインターナショナルから降板の申し入れがあったことはNHKも事務所も認めています。 ではなぜ多部未華子さんサイドは急遽、降板の申し入れをお願いしたのでしょうか?

多部さん『前作と同じキャスト・スタッフで臨みたい』

それは多部未華子さんサイドから「作品の世界観を大事にしたいので、前作と同じキャスト・スタッフで臨みたい」という条件を初めから出されていたためです。 しかしNHKは要望通りのキャスティングができず、結果的にこのような事態に陥ってしまいました。 このあたりから多部未華子さんサイドはNHKに対して「作品世界を大切にする多部の気持ちを軽んじている」と不信感を抱くようになっていたそうです。

NHKがキャスティングできなかった人物は?

平山浩之 今回、NHKがキャスティングができなかった役者さんは経理部のベテラン田倉勇太郎役の平山浩行(ひらやま ひろゆき)さんです。 平山浩之さんはすでに2020年8月から「仮面ライダーセイバー」に出演中のため、NHKからのキャストの依頼を断ったものと考えられます。 仮面ライダ―の撮影期間は1年間となりますので、スケジュール調整が難しかったことが想像できます。 しかし一方で、NHKがキャスティングできなかったのは平山浩行さんただ一人と言われています。 続編でのキャスト変更自体はさほど珍しいことではないです。 NHKは何もせずに制作中止を決めたのでしょうか?

なぜNHKは制作中止を止められなかったのか?

もちろんNHKの製作サイドも、多部未華子さんの降板申し入れを受けてそのまま引き下がったわけではありません。 多部未華子さんサイドには台本5話分までを用意して送り、必死に説得を続けたそうですが、残念ながら多部未華子さんには受け入れられませんでした。

NHKの慢心が引き起こした不信感?

NHK 記事だけを見ると確かに多部未華子さんサイドが無理を言っている、ワガママを言っているように聞こえますが、本当にそうなのでしょうか? コロナ禍の影響でテレビ局だけでなく芸能人のスケジュールも大幅に狂っている中で、たった1人を除いて皆が続投できる状況を作れるのはNHKブランドがあってこそです。 NHKはギャラが安いことで有名ですが全国放送なのでNHK出演後は次の仕事が増えると、ほとんどの芸能人・俳優は無理をしてでもスケジュールをあけるのが一般的です。   ここからは私の想像ですが、NHKにはそういった「NHKがお願いをすれば皆喜んで出演をしてくれる」という慢心や落ち度があったのではないでしょうか? 多部未華子さんの「作品の世界観を大事にしたいので、前作と同じキャスト・スタッフで臨みたい」という高いプロ意識を、最初の打合せの段階でどこまで真剣に受け止め、話し合いをされていたのでしょうか? 江口浩之さんが出演できないと分かった段階で、多部未華子さんサイドに真剣に謝罪し伝えていたのでしょうか?   もちろんこれらを証明する事実はありませんが、多部未華子さんサイドではNHKに対する不信感が生まれていたということを考えると、私はNHKが決して100%正しかったわけでもないような気がしてなりません。

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Kojiの一言

『これ経』の続編が観れないことは残念ですが、俳優のプロとして高い意識を持ち、周りに流されずに取り組まれている多部未華子さんはスゴイと尊敬します。 そして多部未華子さんの思いを尊重し、サポートする事務所であるということも、私の持つ芸能界のイメージとは良い意味で異なっていました。 こんな会社で働けたらどんなに幸せだろうかと思う、今日この頃です。       ※多部未華子さんの降板について↓の記事でさらに詳しく深堀調査しました。 https://ms-fan.com/mikakotabe-harumamiura-korekei-547

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