山口達也が闘病中の躁鬱病とは?躁鬱病に苦しむ芸能人。躁状態を見分ける9つのサイン

先日9月22日(火)、
元TOKIO・山口達也容疑者が
お酒を飲んでバイクを運転して
事故を起こし、酒気帯び運転で
現行犯逮捕されました。

 

※あわせて読みたい

山口達也が飲酒運転!事故直前の様子を入手!練馬区のどこ?逮捕の様子【動画あり】
元TOKIOの山口達也容疑者(48)が9月22日午前、東京・練馬区で酒気帯び運転の疑いで現行犯逮捕されていたことが分かり...

 

2018年、女子高生への強制わいせつ容疑で
書類送検された際もアルコール依存の疑いが
取り沙汰されています。

しかし、一部報道では山口達也容疑者は
アルコール依存症だけではなく
長い間”躁鬱病(そううつびょう)”とも
戦っていたそうです。

 

躁鬱病の正式診断名は双極性障害ですが、ここでは躁鬱病と記載させて頂きます。ご了承ください。

 

しかし新聞やネットニュースなどは、
山口達也容疑者の事件については取り上げても
躁鬱病を紹介している記事は多くありません。

 

本日は、山口達也容疑者が闘病中の
躁鬱病についての紹介と、
躁鬱病に苦しんできた芸能人、そして
躁鬱病発症の9つのサインを紹介します。

スポンサードリンク

山口達也容疑者が闘病中の躁鬱病とは?

躁鬱病(双極性障害)とは?

うつ病

躁鬱病とは心の病気の一つです。

うつ病だと思いながらも、極端に調子がよくなり
活発になる時がある場合は躁鬱病かもしれません。

 

躁鬱病では、ハイテンションで活動的な躁状態と
憂うつで無気力なうつ状態をくりかえします。

 

この病気の恐ろしいところは躁状態ではとても気分がよいので本人には病気の自覚がない点です。
そのためうつ状態では病院に行くのですが
躁のときには治療を受けないことがよくあります。また、うつ病だけでの治療では逆に
躁鬱病を悪化させてしまうこともあります。

 

躁鬱病にはなぜかかる?100人に1人はかかる病気

躁鬱病は入院が必要になるほどの激しい躁状態を伴う「I型」と
長い鬱期間と軽い躁状態を伴う「II型」に分けられます。

 

日本人における躁鬱病患者の割合はI型・II型合わせて1000人に4~7人との見立ててです。実に100人に1人はかかり得る病気です。

さらに欧米人の有病率は100人に2~3人と多くなります。

 

では、どんな人が躁鬱病にかかりやすいのでしょうか?

「I型は遺伝的な要因が大きいといわれますが詳しい発症メカニズムは明らかではなく、環境的要因も指摘されます。

現代社会は離婚や失業などの喪失体験が多いので、落ち込んだ気分を挽回しようとカラ元気を出して振る舞うことが多い。
これを『躁的防衛』といいますが、それを繰り返していると、躁鬱病を発症しやすいと考えられます」

引用元 NEWSポストセブン

 

芸能人は人気仕事なので、テレビの前では
少しでも明るく気丈にふるまうことが求められる
仕事そのものです。


山口達也容疑者も
『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)などでは
大自然と向き合い爽やかで漢気のあるイメージですが、
一方、「真面目で人の評価を気にする」
躁鬱病にかかりやすいタイプだったと言われています。

元TOKIO・山口達也 鉄腕ダッシュ

「典型的なのが真面目で自分に与えられた役割を忠実に果たそうとして、他人からどう見られているかを人一倍気にする人です。その評価がちょっとでも悪いとものすごく落ち込みます。

山口さんはテレビで農業をしたり朝の情報番組の司会をしたりして、周囲にいいイメージを与えていました。他人からの評価を気にするあまり、対外的によいイメージを無理をして作ろうとしていたのかもしれません。

そのため、現実の自分と理想の自分とのギャップが大きくなったことが、躁鬱病を発症した一因と考えられます

引用元 NEWSポストセブン

 

山口達也容疑者は2013年以前から躁鬱病に苦しみ、
入院をするなど治療を繰り返していたそうです。

そして2016年8月、元妻と離婚して
子供たちとも離れ離れで暮らすようになり
山口達也容疑者の孤独はさらに深くなります。

「精神的に不安定な山口さんが酔っぱらって家庭内でトラブルになる危険性もあり、医師や周囲は“妻と子供と離れて暮らした方がいい”とアドバイスしていました。

2015年には鎌倉の豪邸を売って都内に引っ越したものの、別居状態に。その頃にも入院を繰り返していました。家族と離れ離れになることが、生来は真面目な彼の心をさらに蝕んだ。

離婚した直接のきっかけも、酒に酔った山口さんが女性とトラブルを起こしたからなどといわれます」

引用元 NEWSポストセブン

 

躁鬱病の治療方法は?寛解までの時間は?

双極性障害の治療には薬による治療と
精神療法的アプローチがあります。

「こころの悩み」とは異なり、
カウンセリングだけで回復が期待できず。
薬物療法を基本に治療法を組み立てられます。

 

そして寛解には4~5年の歳月がかかるとも
言われています。

 

もちろん人によって寛解にかかる時間は様々です。
山口達也容疑者の場合は残念ながら、
5年以上の月日を費やしても寛解することは
ありませんでした。

 

実は、これにはアルコールも深く関係します。

アルコール依存症と躁鬱病は合併しやすい

アルコール依存症と躁鬱病は合併しやすい症状です。

アルコール依存

発症するパターンには大きく分けて2つあります。

  1. 躁鬱病だからアルコールに依存していく場合
  2. アルコール依存によってうつ病や躁鬱病になる場合

アルコール依存症と躁鬱病は
影響しあいながら症状を強めあう傾向があります。

 

お酒を飲んでいる間は嫌なことを忘れられるけど、
酔いが醒めると気分が落ち込む。
だからまたお酒を飲む・・・という悪循環に陥ります。

 

山口達也容疑者も福島でせっせと農業をしたり
朝の情報番組で元気よく振る舞ったりする必要があり、
鬱状態の身としてはかなりつらかったはずで
元気づけとしてお酒を大量に飲んでいた可能性があります。

 

アルコールと薬は併用してはいけない訳

お酒の危険性には次の3つがあげられます。

  1. アルコール依存症と躁鬱障害・うつ病などの不安障害は合併しやすく、お酒を飲むことで不安が増幅されたり、抑うつ気分を悪化させたりする
  2. お酒と薬を一緒に飲むと、薬が効きすぎたり、効果が出にくくなったりする
  3. お酒を飲むと衝動的な行動に出やすくなり、自殺のリスクを高める

引用元 新宿ストレスクリニック

 

他にもお酒を飲むと眠りの質が落ちて
それが心身のストレスを悪化させ、
心の病の発症や現在の病状を進行させてしまう
危険性があります。

 

山口達也容疑者も、類をもれずこのケースに
当てはまると言えます。

精神的な混乱を抱えていても
テレビでは満面の笑みを見せないといけない。

そのストレスから酒に走れば走るほど
喪失感は募っていったのでしょう。

「アルコールを大量に飲んでいるとさまざまな問題行動が出てくるんです。TOKIOのメンバーも会見で山口さんについて、“飲みすぎで仕事ができなかった”、“いつも酒臭かった”と困り果てていましたが、実際に飲酒による問題行動が続くと、家族や友達、仕事相手にまで見放されて孤立し、ますます落ち込んでいきます。山口さんもこの“負のスパイラル”に陥ったと考えられます」

引用元 NEWSポストセブン

スポンサードリンク

躁鬱病に苦しんだ芸能人たち

実は、山口達也容疑者の他にも
同じように心の病で苦しんでいる
芸能人の方は多くいます。

マライア・キャリー

マライア・キャリー

世界の歌姫マライア・キャリーは
2001年に身体的・精神的ストレスで入院しました。

その時初めて躁鬱病と診断されますが、
彼女はすぐに受け入れられませんでした。

 

そしてずっと治療を受けずにいた彼女ですが
今までの人生で最もつらい時期」を経験し、
2018年頃に専門家に助けを求めたそうです。

 

「現実から目をそらし、孤独の中で生きていた。また誰かに暴露されるんじゃないかという不安にさいなまれていたわ」

「でもそんな重荷に耐え続けることができず、専門家に助けを求め、治療を受けることを決意したの。そして周りをポジティブな人で固め、自分の好きな作詞&作曲活動を再開することができるようになった」

ひとりで悩んでいる人たちへの偏見が少しでもなくなればいいなと思っている」

「(双極性障害を患うと)想像もつかないほど孤独な気持ちになる。でもそれにとらわれる必要はないし、私もそれにとらわれたり、支配されるつもりはない」

引用元 https://www.harpersbazaar.com/jp/celebrity/celebrity-news/a71147/cma-mariah-carey-bipolar-disorder-180420-hns/

 

マライアキャリーは
躁鬱病を自ら告白することで
周りの助けも借りながら
自ら次のステップを踏み出しました。

こういった姿は心の病で悩んでいる方々を
強く励ます、勇気となるはずです。

 

ナイティナイン・岡村隆史

 

この投稿をInstagramで見る

 

mirai5farm15(@mirai5farm15)がシェアした投稿

岡村隆史さんは2010年に半年近く「体調不良」で
テレビから離れていました。

多くのメディアで大々的に報道されたため、
記憶に強く残っている方も多いはず。

 

岡村隆史さんの症状は
何ヶ月も睡眠不足に悩まされた」、
パニック状態」、
唐突な不安
という症状があったそうです。

睡眠不足は何ヶ月も続いて常にパニック状態になり、
ファンにサインを求められても
自分のサインが分からず書けないことも。

 

他にも、引っ越しの時に
かなりの大金を大家に請求されて
唐突に不安が押し寄せてきて
金がない!ロケに行けない!
と繰り返し悩んでいたみたいです。

この問題から相方の矢部浩之とマネージャーが
おかしいと気づいて休ませることになりました。

 

岡村隆史さんは自分のことを「うつ病」だと言っていますが、
テレビでの明るいキャラクターも考えると躁鬱病の可能性が高いです。

 

玉置浩二

 

この投稿をInstagramで見る

 

希瀬(@setsuna_kise)がシェアした投稿

玉置浩二さんは精神的な病気と公表していますが、
実際には統合失調症か躁鬱病ではないか?と噂になっています。

 

玉置浩二さんもこの病気に長い間苦しめられていたらしく
ライブで観客を無駄にやじったり
上手くいかず何回もやり直すといったことがあったそうです。

 

玉置浩二さんは奥さんの青田典子さんと一緒に
まだ闘病中のようです。

 

でも、岡村隆史さんも復帰できたことを考えると
玉置浩二さんにも可能性があると思います。

また素敵な曲を作って欲しいですね。

 

遠野なぎこ

 

この投稿をInstagramで見る

 

TOKYO MX(@tokyomx.9ch)がシェアした投稿

遠野なぎこさんも躁鬱病であることを
ブログで公開していました。

女性のご意見番でテレビに出ていましたが、
キツイ言い方や発言の影には
すでに兆候が出ていたのかもしれません。

 

寛解の情報はありませんが、
ブログでも「ゆっくり、一歩ずつ」ってコメントしており、
まだ闘病が続いているかもしれません。

早く良くなって欲しいです。

 

丸岡いずみ

 

この投稿をInstagramで見る

 

有村昆 映画コメンテーター Kon Arimura(@kon_arimura)がシェアした投稿

丸岡いずみさんはご自身が出版した本で
自分がうつ病であったことを公表しています。

 

丸岡いずみさんはアナウンサー時代、
2010年の東日本大震災の取材で
その悲惨な状況と自分の生活のギャップから
うつ病になったそうです。

明るいテレビの世界と悲惨な現状を抱える被災地の間で
苦しんでいたと思います。

 

今では克服し、本にまとめて出版をされています。

本の中でもうつ病や躁鬱病について、丸岡いずみさんは
心が弱いからなるのではなく体と心の許容範囲を越えたら発症する、
誰にでも起こりうる脳の病気と表現しています。

 

 

躁状態を見分ける9つのサイン

躁鬱病をいち早く把握するポイントは
躁状態をとらえることと書きました。

 

では「躁状態のサイン」とはどんな行為なのか?

厚生労働省HPや専門家の見解などによると
以下の9つのサインが挙げられます。

  • 睡眠時間が2時間以上少なくても平気になる《睡眠欲求の減少
  • 寝なくても元気で活動を続けられる《活動性の亢進
  • 人の意見に耳を貸さない《誇大妄想
  • 話し続ける《多弁
  • 次々にアイディアが出てくるがそれらを組み立てて最後までやり遂げることができない《観念奔逸
  • 根拠のない自信に満ちあふれる《自尊心の肥大
  • 買い物やギャンブルに莫大な金額をつぎ込む《浪費
  • 初対面の人にやたらと声をかける《社交性の増加
  • 性的に奔放になる《性欲の亢進

引用元 NEWSポストセブン

 

普通の生活をしていても
1つくらいは当てはまりそうですが、
3つ以上当てはまるようなら要注意!

 

躁鬱病の人の言動は、本人が気付かなくても
周囲から見れば“これは病的だ”とわかるレベルの行為です。

例えば《浪費》でいうと
1か月で数百万円を使うなど
破綻することが明らかなのに躊躇しない、
自尊心の肥大》では他人をバカにする暴言を吐く、
性欲の亢進》ではわいせつ行為やレイプ行為を
平気ですることなどを指します。

 

山口達也容疑者の場合はこれらのうち
性欲の亢進》がマスコミに
大きく取り上げられることになりました。

スポンサードリンク

Kojiの一言

以上、躁鬱病(双極性障害)の紹介でした。

 

山口達也容疑者が躁鬱病であるからといって
犯した罪が消えることはありません。

しかし心の病気は特別な人がかかるものではなく
誰でもかかる可能性のある病気であり、
正しく理解をすることは重要だと思います。

 

周囲の人々も正しく病気を理解して
心の病気を患った人が治療に専念できるような
そんな社会になればいいと思います。

 

※あわせて読みたい

山口達也が飲酒運転!事故直前の様子を入手!練馬区のどこ?逮捕の様子【動画あり】
元TOKIOの山口達也容疑者(48)が9月22日午前、東京・練馬区で酒気帯び運転の疑いで現行犯逮捕されていたことが分かり...

コメント