通販サイト・アマゾンのレビュー欄に低評価の投稿をさせて競合他社の信用を傷つけたとして、福岡市の会社役員の男性(26)が信用毀損(きそん)罪で罰金刑を受けました。
最近ではネットショッピングはワンクリックで家まで商品が届くまでに便利になり、多くの人が利用をしていると思います。
ネットショッピングでは物を直接手にとって良し悪しを判断することはできませんので、実際に購入した人の感想(レビュー)が購入のきっかけに重要な役割を果たします。
しかし残念ながら、レビューシステムを悪用、粗悪な品を売りつけて儲けを得ようとする悪い奴は後を絶ちません。
今日はやらせレビューやさくらレビューの見分け方や簡単・便利なスゴ技を紹介します。
やらせレビュー投稿者を逮捕できたのはなぜ?
被害に遭ったのは福岡市の健康食品販売会社の男性社長(39)。
2018年1月初旬、普段は月に1件あるかないかの低評価レビューや星★1つが1週間で9件も続き、商品の売り上げは2割減と会社にとって死活問題に発展しました。
なぜ低評価が続くかが腑に落ちなかった社長はその投稿者名をネットで検索、ある仕事仲介サイトに行き着きました。
- 「スマホで出来る仕事があればたくさん引き受けたい」
- 「得意なことは、文書を考えて書くこと」
- 「試してレビューを書いたりする仕事の案件を探しています」
そこで社長は自社製品のモニターの仕事をこの人物に依頼し、配送先の住所が低評価レビューを受けた自社商品の配送先の一つと一致することを見つけ出します。
ここで社長は機転を利かして自社サプリメントについて「粒が大きくて飲みにくい」と書かれた低評価レビューに「粒の大きさは飲んでいると慣れた」という一文を加えてほしいと依頼し受注者は依頼通り書き加えました。
「見つけたぞ!!!」
加筆・修正は、そのレビューを投稿した本人しかできません。
これがきっかけでやらせレビューを書いていた40代女性にたどり着き、その女性にやらせレビューを依頼した福岡市の会社役員の男性(26)に信用毀損(きそん)罪で告訴することができました。
やらせレビューを書いていた40代女性は1件あたり500円のアルバイト感覚で請け負っていたそうです。
事件の真相まで個人の力でたどり着いた健康食品販売会社の男性社長(39)はすごいですね。
一方でやらせレビューを書いた女性(40)対しては、知らない間に犯罪に加担をしているという事実を認識していないだろうことに憤りを覚えますし、たったの500円で1つの会社を潰しかねない事実に私は驚きを隠せません。
事実、こういったさくらレビュー・やらせレビューは、大手のネットショッピングサイトのレビューでも多く存在しているのではないでしょうか?
私もある商品を買ったときに、「評価5のレビューを書いてくれたらギフト券1000円送ります」と書かれた紙を見たことが何度もあります。
正しいレビューの見分け方ってあるの?
健康食品販売会社の男性社長のようなことはなかなかできることではないですが、さくらレビュー・やらせレビューにもある一定の法則があります。
100%正しい方法というのはもちろんありませんが、知っている・知っていないでは雲泥の差です。
こんな商品は要注意!!!
下記の項目に当てはまった商品を購入権用されている場合は商品購入をもう一度検討することをオススメします。
- 写真に過度なグラフィックが施されている
- 商品名が異常に長い
- メーカー名がない
- レビューの★が5と1に偏っている
- レビューの日本語がおかしい
- 日本人のフルネームでレビューが書かれている
購入したからといって大損をするわけではありませんが、届いた商品が思っていたようなものでなかったり、すぐに壊れるような粗悪品であった場合はいい気分はしませんよね。
もちろん返品や交換に出すこともできますが、私はそのための労力や時間をかけることが無駄だと思えてなりません。
ブログなどの個人サイトを活用!!!
上記の項目に当てはまったけど「それでもまだ商品が気になっている」という方は、Googleやヤフーの検索エンジンを使って該当の商品をレビューをしているブログサイトを参考にすることをオススメします。
Googleアドセンスなど、アフィリエイト(インターネットを利用した成果報酬型の広告)をしっかりと実践しているサイトがお勧めです。
なぜならアフィリエイトでお金を稼げるサイトの必須条件はユーザーファースト(ユーザー目線)のサイトかどうかだからです。
アフィリエイトでお金を稼ぐためには、PV数(ユーザーがページを閲覧した回数)が重要になります。 例えば、
- あなたがサイトを見て損をしたと感じた場合、それをもう一度見たいと思いますか?
- 嘘ばかり書かれたブログサイトを今後も信用できますか?
ご存じの方も多いとは思いますが、Googleアドセンスに登録するためには非常に厳しい審査合格する必要があります。
Googleも慈善事業ではありません。
ユーザーにとって本当に役立つコンテンツを提供しているサイトかどうかをGoogleの最新アルゴリズムで解析し、常にチェックし改良を加えています。
アマゾンのレビューを一発判定!スゴ技紹介
世界中で最も利用されている通販サイト・アマゾンの投稿レビューの中から簡単にさくらレビュー・やらせレビューを分析出来たら楽だと思いませんか?
そんな方には私はこちらのサイトをお勧めします。
サクラチェッカーはアマゾンのレビューのサクラ度合を見抜くサイトコンテンツです。
IT企業の管理職でSE業務や採用業務を担当し、転職サイト「ぶっちゃけ面接官(https://tenshoku-seikou.jp/)」を運営するユウさんが開発されています。
サクラチェッカーは対象商品のレビュー情報を確認して信用に値するかどうかを下図のように表示してくれます。
一般的にサクラレビューが多い商品カテゴリーは、
- イヤフォン
- モバイルバッテリー
- PC周辺機器
- ゲーム周辺機器
- 美容系家電
- 折りたたみ傘
- 枕
など比較的製造しやすいものに多いですが、サクラチェッカーのトップページには「高サクラ度カテゴリー」もまとめられており、とても見やすいサイトになっています。
参考としたい情報がまとめられていてとても便利ですので、ブックマークをしてご利用してみてはいかがでしょうか?
少なくともさくらレビューややらせレビューに騙されるかもという、購入前の不安は解消できるはずです。
もちろん”フリー”で誰でも使用できますのでご安心ください。
まとめ
インターネットが普及してそれを活用したサービスが発展、世の中に浸透して、これからも益々便利な世の中になっていくでしょう。
一方で、その便利なツールを悪用して儲けてやろうという悪い奴も、いつの時代も一定数は必ずいるものです。
「自分の身は自分で守る」
読者の皆さんにはそのための知識をしっかりとつけて、対策を実施していただきたいと思います。
筆者もユーザーファーストのもと、皆さんの興味や好奇心を満たし、かつ、役に立つトレンド情報をお届けしていきますので、今後ともどうぞよろしくお願いします。
コメント