新潟県妙高市内の観光ホテルで宿泊代金など合わせて約400万円を支払わず無銭宿泊した詐欺の疑いで、58歳の男が逮捕され話題を呼んでいます。
滞在期間はなんと10カ月以上にも渡り、10月9日にホテル側から警察に相談があり今回の逮捕に至りました。
いったいどこのホテルで犯行に及んだのか気になりますね。
また逮捕当時、村田秀一容疑者はお金を持っていなかったそうですが、どのように無銭宿泊を10カ月以上も行えたのか、その犯行の手口とは?常習犯ではないか?も調べました。
本記事の内容
無銭宿泊で58歳男性・村田秀一容疑者が逮捕
高市内のホテルで宿泊代金など約400万円を支払わず、無銭宿泊した疑いで58歳の男が逮捕された。
詐欺の疑いで逮捕されたのは住所不定、無職の村田秀一容疑者(58)だ。
警察によると、村田容疑者は妙高市内にある観光ホテルに去年12月20日から今月9日まで滞在し、無銭宿泊した疑いがもたれている。
引用元 テレビ新潟
10カ月以上もの長い期間、同じホテルに滞在し
今回の事件は10月9日、村田秀一容疑者が宿泊していたホテル側から
「長期間料金を支払ってもらえていない」
などと警察に相談があり、このたび明るみとなりました。
逮捕当時、村田秀一容疑者はお金を全く所持していませんが
「自分には財産があって支払うことができるのでだますつもりはなかった」
と容疑を否認しているそうです。
期間ははっきりとしませんが長い間お金をホテルに支払わず滞在しており、警察に相談する前には宿泊代金についてホテルから村田容疑者に対して催促もされていたはずです。
財産があって騙すつもりがないのなら、警察が逮捕に踏み切る前に何かしらホテル側と穏便に話しをつける手段もあったはずです。
住所不定・無職という点からも、無線宿泊の詐欺をはたらくつもりであったことは間違いないでしょうか?
無銭宿泊被害の観光ホテルはどこ?
被害にあったホテルは新潟県妙見市内の観光ホテルと報道されています。
いったいどこのホテルが被害にあったのでしょうか?
ホテル名については残念ながらニュースでは公表されていません。
しかし宿泊代金に関しては
発表によると、村田容疑者は2019年12月20日から2020年10月9日までの間、宿泊代金等を払う意思も能力もないのに同市内のホテルに宿泊滞在し、宿泊代金398万5200円と冬期間の駐車場代金2万円を支払わずにサービスの提供を受け、同ホテルを欺いて財産上不法の利益を得た疑い。
引用元 https://www.joetsutj.com/articles/40715168
ということが分かっており、
宿泊代金 398万5200円 ÷ 294泊 = 1泊当たりの宿泊費 約13,555円
と計算ができます。
新潟県妙高市は東京から約160分ほどの、スキーと温泉の高原リゾート旅館やホテルなどの宿泊施設も豊富な旅行や観光で有名な場所で、スキーシーズンの12月~2月や夏休みの8月が特に混雑時期になります。

新潟県妙高市近辺の3つ星ホテル
10月は1年間の中でも混雑状況は普通で、この地域のホテル1泊の料金の相場は6,610~1万7,000円です。
この情報をもとに推測をすると
- 赤倉温泉 ホテル太閤
- ほてる千家
- 妙高サンシャインホテル
- ハートウォーマー
などの高級ホテルが挙げられます。
<※上記の値段は一例です。混雑状況などによって値段は変動します>
1泊平均1万3,000円ですから少なくとも3つ星ホテルであったことは間違いないと思われます。とてもふてぶてしい犯人ですね。
しかしどのようにして10カ月も無銭宿泊をしたのでしょうか?その手口が気になります。
無銭宿泊の手口は?スキッパーとは?
村田秀一容疑者の犯行手口は、現在警察が事件の経緯やその手口を詳しく調べています。
実はホテル業界では村田容疑者のような無銭宿泊をおこなう犯罪者に昔から悩まされており、
ホテル業界用語では”宿泊料を払わずに逃げる客のこと”を”スキッパー”(英語:skipper)と呼びます。
今回の村田容疑者もこのスキッパーの1人で間違いないでしょう。
スキッパーの手口にはお決まりのパターンがあります。
まず狙われるのは料金後払いのホテルや旅館で、予約無しか当日予約で来館。
面倒なクレジットカード番号の入力のない電話での予約が多いことも特徴です。
そして、2泊以上の宿泊でチェックインして1泊した後に外出のふりをして戻ってこない…という手口がもっとも横行しています。
また、チェックアウトの際に手持ちの現金がない、クレジットカードが使えないなどのもっともらしい理由を並べ、そのまま支払わないというケースもあり、後から連絡が取れないように氏名や電話番号、住所の記載も嘘を書きます。
多くのホテルではスキッパー防止のために、チェックイン時のデポジットとして宿泊代以上の預かり金を求めたり、クレジットカードの控えをとったりする対策を行っていますが、こうしたホテル側からの要求に対してもスキッパーは『客を疑うのか』と怒り出す人もいるそうです。
こうなってしまうとサービス業であるホテルは性善説のもと、相手のいうことを信じざるを得ないといいます。
このたびの村田容疑者がホテルをどのように言いくるめていたかは分かりませんが、ホテルが警察に訴える前に村田容疑者とホテルで何らかのやり取りはあったはずです。きっと上記のような手口を使ったのではないかと推察されます。
村田秀一容疑者、常習犯の可能性は?
村田秀一容疑者は無銭宿泊などの犯罪を過去にも犯していたのでしょうか?
このことについては警察やマスコミから発表はなく調査中です。少なくとも前科があるといった報道はされていません。
しかし、一般的に無銭宿泊が3~4泊ぐらいの短い期間で行われることを考えると、村田容疑者の10カ月以上は異常な長さであり、犯行の手口を熟知した常習犯の可能性が極めて高いと思われます。
ネット上の声
ネット上では今回の事件に関して
提携しているビジネスホテルでは1か月ごとに会社と宿泊代金を精算してました。個人の、たぶん流しの客をここまで野放しにしちゃいけませんよ。
と村田容疑者の非だけでなく、ホテル側の対応にも問題があったのではとコメントが多く見られました。
被害にあわれたホテルには、今後同様の詐欺にあわないように対策をしっかりとしていただきたいですね。
Kojiの一言
以上、村田秀一容疑者が無銭宿泊した妙高市内観光ホテルはどこ?犯行の手口は?常習犯の疑いは?に関して調べました。
コロナ禍の影響でホテル側も経営が厳しく、お客さんもほとんど途絶えてしまったことから村田容疑者に強く追及することができなかったのではないでしょうか?村田容疑者もそのホテル側の弱みに付け込んでいたなら、このたびの事件は卑劣な詐欺であることに間違いはありません。
ホテル側にはスキッパーのような詐欺事件がこれ以上広がらないように、是非対策を推し進めていってもらいたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
宝塚音楽学校は行き過ぎた伝統や規則を廃止へ。今後はハラスメントに配慮
トレンディエンジェル斎藤なぜ番組ロケで背骨骨折?完治はいつ?理由や原因や治療法も
コメント